当時喜劇役者として全盛期だった榎本健一(エノケン)の
話である。
ある地方の劇場(芝居小屋)に「本日エノケソ現る!」と、
貼り紙を出した。
見たファンは一目みたさに大勢駆けつけたらしい。
ところがである。
出てきた人は全然、違う人だった。
見たファンは当然怒り出す。「エノケンはどうした!」
主催者側も落ち着いたものである。
「エノケンとは書いてはいない。」
改めて貼り紙をみると「エノケソ」と書かれてあった。
つまり「ん」でなく「そ」であった。
こんな具合で「エノケソ」は全国に出没をしたらしい。
この話を思いだしながら、この雪祭り前にあるテストを
試みた。
女性客にこう話した。
「今度の雪祭りにヨン様がお忍びでくるらしいですよ。」
「エッ!本当、運転手さん。」
「はい。ネットでそのような怪情報が流れていますよ。」
「いつ、時間は?」
「さぁーそこまでは、、」
「ただ来ると考えれば8丁目の百済王宮でしょうね。」
この話を3度試みた。
不思議にも女性の問いかけは何れも同じだった。
どうやら皆さんがファンのようである。
そこで8丁目の百済王宮におられる係りの人に、お願いを
したい。
「本日、ヨソ様現る」と貼り紙を。
恐らく見たファンは驚くでしょう。
エノケンのようにお客が怒り出したらこう説明をしましょう。
「貼り紙を今一度よく見て下さい」と。
何しろ、昨年9月にチェ・ジュウとふたりで東京ドーム5万人
集客したヨン様ですから、貼り紙一枚でも相当なファンが、
押しかけると思います。
いよいよ雪祭りも明日が最終日です。
閑人の馬鹿思案です。
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